シトルリンのはたらきと効果-02.運動パフォーマンスアップ

運動パフォーマンスアップ

運動時の乳酸値が低下、持久力がアップ

シトルリンを摂取することにより運動時の乳酸値が低下し、持久力がアップする効果が報告されています。シトルリンには乳酸やアンモニアなどを除去するはたらきがあることから、運動後の筋肉痛抑制や疲労の軽減、パフォーマンスのアップに関係していることが確認されています。

運動前の摂取に理想的な成分 ~シトルリン摂取におけるNO産生増強効果~

パフォーマンスアップを目的とし、運動前にサプリメントなどを摂取するプレワークアウトにおいて、シトルリンは理想的な成分です。NO(一酸化窒素)産生による血流促進が、即効的なパフォーマンスアップにつながることが広く認知された結果、海外のトップアスリートやスポーツ愛好家にとって非常にメジャーとなっています。

シトルリン摂取におけるNO BOOSTER

シトルリン摂取による運動への効果

41名の男性がシトルリンリンゴ酸塩 (シトルリンとして4.5gを含む)を摂取した試験において、、ベンチプレスの反復回数が増え、その後の筋肉痛が軽減したことが報告されています。この試験結果からシトルリンによる運動パフォーマンスのアップが期待されます。

プラセボ:有効成分の入っていない試験食品のこと。

ベンチプレス反復回数
運動後の筋肉痛

p< 0.0001, Mean±SE
Perez-Guisado et al ., J Strength Cond Res. 2010 24(5):1215-22.

シトルリン摂取による持久力を高める効果

22名の日本人男性アスリートがシトルリン2.4gを8日間摂取したところ、運動中のペダル回転強度が高値を示しました。
また体感についても、特に、筋肉の疲れや集中力の欠如に効果が確認されました。

プラセボ:有効成分の入っていない試験食品のこと。
VAS: Visual Analogue Scaleの略。
主観的な感覚や体感の度合いを10cmの線分を用いて数値化する方法。

p< 0.05, Mean±SE
Suzuki T.et. al., J Int Soc Sports Nutr. 13:6, 2016

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