オルニチンのはたらきと効果-01.成長ホルモンの分泌を促進

成長ホルモンの分泌を促進

成長ホルモンは、加齢とともに減少

成長ホルモンは筋肉をつくり、文字通り身体を成長させるホルモンです。成長ホルモンの分泌量は年齢と深く関係しており、10代以降、加齢とともに減少していきます。

血中成長ホルモン分泌量

Zadik Z. et al., J Clin Endocrinol Metab., 60(3):513-6, 1985より作図

成長ホルモンの3つのはたらき

成長ホルモンのはたらきには、以下の3つが挙げられます。

①タンパク質合成促進
筋肉細胞へのアミノ酸の輸送を増加させ、タンパク質の合成を促進。筋肉の発達を促す。
②脂質代謝促進
脂肪組織からの遊離脂肪酸やグリセロールの生成を促進し、脂肪酸の燃焼を促す。
③ミネラル代謝促進
カルシウムやマグネシウムなどの利用効率を高め、骨の形成を促す。

成長ホルモンの分泌を促進させるオルニチン

オルニチン摂取グループでは、プラセボ摂取グループと比較して、運動をする前後の成長ホルモンの分泌量が増加することがわかりました。オルニチン摂取により運動に伴う成長ホルモンの分泌が、運動習慣のない日本人において促進されることが示されました。

試験結果

オルニチンを摂取することで、運動時における成長ホルモンの分泌促進が期待できます。

試験概要

運動習慣のない22歳前後の健康な男性10名を対象に、オルニチン、またはプラセボ※1を体重1kgあたり100mg摂取させ、ダンベル運動をおこないました。そして運動の30分後に成長ホルモンの分泌量を測定し、摂取前と比較しました。

※1 プラセボ:有効成分の入っていない試験食品のこと。

運動前後での血中成長ホルモン変化量

Demura S. et al., Eur J Clin Nutr., 64(10): 1166-71, 2010

PAGE TOP