カルニチン|成分と機能

主要アミノ酸一覧

健康維持に欠かせないアミノ酸。あらゆる場面で私たちの身体をサポートするアミノ酸の基本情報と主な機能をご紹介します。

カルニチン

カルニチンは必須アミノ酸であるメチオニンとリジンを原料としてつくられ、アミノ酸と似た構造を持っていますが、正確にはアミノ酸ではありません。体内中の組織に存在し、特に筋肉組織に多く含まれています。カルニチンが不足すると、細胞内に脂肪の過剰な蓄積が起こることがあります。カルニチンが重要な理由としては、脂肪酸を燃焼してエネルギーをつくり出す過程に必要であることが挙げられます。細胞内で脂肪酸はミトコンドリアという器官で代謝され、そのミトコンドリア内に脂肪酸を運ぶはたらきを持っています。このことから、カルニチンの摂取により、脂肪燃焼を促進して運動時のエネルギー生産を上げたり、筋肉疲労を軽減するなどの効果が期待されます。また、肥満による体重増加の抑制、心臓機能の改善などの報告もあります。

カルニチンの機能

  • カルニチンは、脂肪酸をミトコンドリア内へ運ぶ輸送体として、脂肪燃焼に関わっています。
  • カルニチンは、運動パフォーマンスを向上させたり、筋肉疲労を軽減するサプリメントとして販売されています。

※参考資料:神谷俊一 著「アミノ酸バイブル」(三水社)

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